やっぱり旅が好き(大学生

華やかではない大学生が世界を旅する

見つかりませんように

9/8、ここはワルシャワ空港のベンチの上。

 

 

 

 

 

 

 

ここの空港に二日間泊まっている。連泊だ。

 

それにいて宿泊費は0円、なんてホームレスに適した場所だろう。

 

 

 

 

 

 

寝袋で二日間寝るのは警備員にバレてしまいそうなので、昨日はマットだけで寝た。寝袋という衝撃緩和物がないので全身が痛くなっていた。

 

身を削って警備員に気を遣ったホームレ…いや大学生の僕は、また下の階のマックに向かった。

 

 

少し贅沢をしてカプチーノを注文した。

 

 

 

 

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リトアニアへのバスは6:15分出発だ。

まず中心地へと向かわなければならない。

 

 

空港から中心地までバスが出ている。その時間とルートをgooglemapで調べてスクショをしておいた。

 

これで大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ暗な外はとても寒かった

 

 

 

 

 

 

 

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寒い外を歩いて5分でバス停に着いた。

バス停で待っていると、時間通りにバスが来た。

 

 

 

ヨーロッパではバスが来たら人差し指を立て右手を下に向けて出す。

そしたら運転手が気づいて止まってくれる。

ただ突っ立っているだけだと、無視されて過ぎ去っていくので注意が必要だ。

 

 

 

 

 

時間通りにバスが来たので、右手を下に出す。

 

バスは止まらずに過ぎて、もう少し先のバス停に停まった。

 

 

え、いや、あそこまで走れないわ。

バスは行ってしまった。

 

 

 

あそこのバス停に停まるのか。

移動してそこで待ってみる。

 

 

 

 

10分程待つと、さっき無視されたバス停にバスは停まった。

 

今度はそっちかいっ。

 

勿論バスは僕の居るバス停には止まらなかった。

 

 

 

 

これはまずい

 

 

 

 

今回は高速バスまでのタイムリミットがある。

 

そろそろ中央駅にむかわないと、初見のバスターミナルにギリギリに着いてしまう。

 

高速バスに間に合わなければ携帯に電話をしてもらえるのだが、日本でしか使えない電話機能は役に立たない。

 

 

 

 

 

 

どうしよう、タクシーで行くか…

でもそれだったら宿止まればよかったじゃんという、自己嫌悪に陥るような。

どうしよう…

 

 

 

 

 

 

考えていたら、調べていたバスナンバーではないバスが来た。

 

 

しょうがない

 

あれ乗っちゃおう!!

 

 

 

 

 

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これで中央駅の逆方向だったら、もう間に合わない。

 

ギャンブルだ。

 

 

 

 

幸い液晶画面で次に止まるバス停の表示が出る。

中央駅方面だ。

 

googlemapを見比べながら、慎重に止まるバス停の名前を見る。

 

 

よし、ここで降りよう!

 

 

 

 

 

中央駅まで歩いて15分ほどの場所で降りた。

 

 

 

 

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あぶねー、良かった、あのバスで。

 

もし真逆に向かうバスだったら、タクシーに乗らなくては行けなかった。

 

 

 

 

掛けが当たったので、テンションが上りながら中央駅まで歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギリギリに着いたが、バスターミナルで高速バスを発見。

添乗員さんにスマホでチケットを見せて、バスに乗り込む。

 

 

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座席の前には液晶画面が付いていて、そこには座席番号が表示されている。

電源とwifiもあり、ネットサーフィンには申し分ないものであった。

トイレは新幹線と同じくらいキレイで狭くはなかった。

 

 

 

凄いな、エコラインズ。今までのバスで一番豪華だ。

 

勿論最低はinfobus。まだ根に持っています、はい。

 

 

 

 

 

 

 

車内では、景色を見たり、凪のあすからを最後まで見たりしていた。

 

楽しく過ごせたので、昼の便でも時間の無駄とは思わなかった。

ただこれが、隣の席に人が座っていたら厳しいかな。

 

 

 

 

景色を見ながら聞くジュディマリはいつも以上に心にしみた。

 

 

 

 

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リトアニアの首都、ビリニュスに到着した

 

 

 

 

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騙されたぜ

 

 

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旧ソ連国ということで、街の風景はウクライナに似ていた。

 

 

 

一通り歩いて、マックに向かった。

 

この首都ビリニュスにはマックが2つしか無い。

 

 

 

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日曜の夕方のマックは、学生だらけだった。

地獄のような騒がしさだった。

 

まあ渋谷のマックも同じ感じか。今まで人が少なく広い店内だったからこの感覚を忘れていた。

 

 

電源がなかったので、節電に気をつけながら調べ物をする。

 

と言ってもリトアニアでの野宿情報だけどね。

勿論リトアニアで野宿している人はいなかった。

 

 

 

 

 そしてこれからの予定について考えた。

 あと10日もある。

 

ヒッチハイクリトアニアバルト三国をめぐる。

リトアニアに定住して英語の勉強をする。

・ビザを取るのがめんどくさいが興味はあるベラルーシに行く。

 

 

どれがいいかな。

 

残念なのは、残りの日が殆どが曇りか雨ということだ。

 

 雨でヒッチハイクはしたくない。

 

 

 

 

 

 

考えていると外は暗くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外を出て、街の中心で流れている川まで歩く。

 

 

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二子玉かな?

 

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川沿いはキレイに整備されていて、ほぼ急斜面だったので野宿できそうな場所はなかった。

 

 

 

川の先にある公園に行ってみる。

 

 

 

 

 

 

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ここの公園の端は誰も来ないだろうけど、それが逆に怖い。

 

大抵、野宿する人はだれも来ない場所を選ぶそうだ。

だが、僕はそれが怖い。

 

だって、もし襲われたらどうするの?

多少人目のつく場所なら大声を出せば誰かしら気づいてくれるけど、人のいない場所ならやられたい放題な気がする。

逆に人気のある場所なら襲われる可能性が高いが。

 

 

結局どちらをとっても、野宿はリスキーだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ベンチがたくさんある公園を見つけたが、夜の11時に閉まるリッチな公園だった。

 

野宿スポットは見つからず、夜ご飯を食べることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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スーパーがあるところまで戻る。

ライトアップされた目の前の大きいミュージアムを見ながら、スーパーで買った安い千切り野菜の惣菜を食べる。

 

 

ここで思った。

 

 

 

 

 

俺は何をしているんだろう…

 

 

 

 

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普段の日のこの時間なら、バイトを終えて家に戻り、お風呂で汗を流す。そしてバライティ番組を見ながら温かいご飯を食べて、布団に入って眠るのだ。

 

 

 

今は、スーパーで買った約70円の惣菜を外で食べて満足し、濡れたタオルで体を拭き、寒い公園のベンチで寝ている。

 

 

 

 

めちゃくちゃ哀れな気がしてきた。

目の前の景色が綺麗なのでさらに哀れさUP!!!

 

 

 

でもその反動から、

 

 

 

 

おれ、世界を冒険してるわー

 

 

 

 

 

と思えて、笑えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃ!寝床探すか!!

 

 

食べ終わったゴミを近くのゴミ箱に勢いよく捨てて、重いバックを背負い歩きだす。

 

 

 

 

 

 

かなり歩いてもなかなか、見つからない。

オープンカフェのスペースで寝ることができそうだが、なんとなく怒られそうなので避けた。

 

30分以上探して、やっと野宿できそうな教会を見つけた。

 

 

ここで寝るか。

 

 

 

 

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1.5lのペットボトルの水を使い、歯を磨く。

そして体を拭き眠ろうと、柵を乗り越え壁の後ろに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やばっ、管理人が来た!

 

 

 

大柄の男三人が巡回のために教会の敷地に入ってきた。

 

 

僕は完全にパニック。とりあえず教会の真下の死角部分に隠れる。

 

英語が通じれば

「間違えて入っちゃいましたー、テヘヘ」

で済むだろうが、リトアニアでは英語が話せる人は少ないらしい。

 

 

教会の敷地に入ることが、いけないことな気がして隠れるしかなかった。

 

 

管理人たちがこっちに来た!!

 

 

僕はバックを抱え込み、死角に入る様にしゃがんだ。

死角部分は小さいため、バックの端が外のライトに照らされていた。

 

 

管理人達は僕の3メートル近くまで来て、おしゃべりを始めた。

 

 

 

ここでバレてはいけない。

第一、僕がいる場所は腰まである柵を飛び越えた場所だ。

彼らは人がいるとは思わないだろう。

そこから一人のアジア人が出てきたら、彼らはどういう反応をするだろう。

 

 

銃を向けることはあるのだろうか?

銃を向けられたら、僕は失禁だけではすまないだろう。

 

 

 

バレるな!!

 

必死に体を小さくする。

プリズンブレイクの世界かよ…とか心で突っ込んでいた。

 

 

彼らは3分程話して、教会の敷地のゲートに鍵をかけて出ていった。

 

 

 

はあ、良かった…

 

 

3分が10分以上に感じる体験だった。

 

なんで大柄3人も来たんだ?

こわいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緊張が溶け、暫く休憩してから教会を出た。

 

 

 

 

 

 

結局街にあるベンチで寝ることにした。

 

 

 

 

 

沢山のベンチが有り、一つだけライトが当たらないベンチが有った。

 

そのベンチに寝袋を敷いた。

 

 

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