やっぱり旅が好き(大学生

華やかではない大学生が世界を旅する

そして何を思う

9/1、ここはクラクフ空港の中。

 

 

 

 

 

 

 

Good morning!!

 

 

 

という大きな声で起こされた。

寝袋から出ると軍人が二人、僕を見ている。

 

「フライトは何時なの」

「いや…バスでアウシュビッツに行きます」

 

「…おーけー、まだいていいよ」

 

 

まだ寝ててもいいからねー、と言って去っていった。

 

 

 

あー大声で起こされるってこんなに驚くのね。思わず正座してたぜ。

 

 

 

 

 

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iphoneを見ると

 

 

朝の6時だったので、寝袋をたたむ。

 

 

 

あの人達、フライト寝過ごさないように起こしてくれたのか。やさしいな。

顔を洗い、歯を磨いてから電車に乗るために空港を出る。

 

 

 

 

 

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相変わらずチケットの買い方がわからない。

駅員さんは英語が通じたので切符を買ってもらった。

 

 

 

ポーランドではスチューデントだと料金が半額だ。

他の人のブログに国際学生証では学生と判断できない、と書いてあったがこの時は大丈夫だったな。

 

 

 

 

 

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クラクフ中央駅で降りる

 

 

 

中央駅でまずスーパーに入り、朝食を買う。

 

てんとう虫が目印の、激安スーパーがポーランドにはある。

菓子パンが一個30円以下と凄く安い。

店内で焼いているので味も抜群だ。思わず10種類購入。

 

 

店員さんがレジに打ち込むのが大変そうで気まずかった。

ここでも水を買ったつもりが炭酸水、なんでだよっ。

 

 

 

 

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アウシュビッツへのバスがクラクフ中央駅から出ている。

 

 

ネットの記事を参考にして、チケットを買うためにチケットカウンターへ。

おばさんにポーランド語でまくしたてられ、退散。

 

ちっ、愛想無いな

 

 

 

 

 

 

 

 

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はあ、どうしよう。菓子パンをもぐもぐと食べながら考える。

 

 

ネットには、アウシュビッツに行くのが難しいと何本もの記事があったので、この時は諦めかけた。

 

 

 でも正直あれは過剰すぎ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論、アウシュビッツに行く方法は

 

 

1,バスターミナルでアウシュビッツ行きのバスを探す。

電光掲示板に書いてあるし、バスのフロントガラスにオウシュビツ(アウシュビッツの本当の名前)とパネルがある。

 

2,バスに乗り運転手にお金を渡す。

 

 

 

 

 

これだけです。

 

ネットにはいろいろな方法が書いてあり、どの方法で行くか迷いますが、上に書いた方法だけ覚えとけば十分です。

 

これはネットの悪いところだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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アウシュビッツ行のバスには二人しか乗らなかった。

 

 

降りる時バスのおじさんが、帰りのチケットも買う?と愛想よく言ったので、買おうとしたが

「いつここに戻れるかわからないんだよね」

と言い断った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウシュビッツに着いた

 

 

 

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上を向くと久々の曇り空だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

入場チケットを貰いにインフォメーションに行く。

 

 

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インフォの人が

「当日券は16時からしか無いの」

と言ったので、一応チケットを貰い考えた。

 

 

 

 

 

 

 

今は11時。周りには何もないのに5時間も潰せだと。

 

 

正直この歴史を受け止める自信がなかった。

帰ろうとした。

しかしポーランドに来た意味を考え、16時まで待つことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウシュビッツを出て歩いてみる。

 

 

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小さな町があり住宅地もある。

 

団地の広場も有り、元気な子どもたちが遊んでいた。

 

小学生はサッカーをしていて、BGMとしてアリアナ・グランデを流していた。

 

 

 

 

 

 

 

残虐な歴史を持つ地域でも、時が経てば人々が住めるようになる。

 

 

ここに住んでいる子供達は、この歴史を知っているのだろうか。

親から教えてもらったのだろうか。

そしてどう受け止めたのか。

 

きっとまだ理解できないだろう。二十歳の僕もできていないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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公園のベンチで1時間程睡眠を取り、博物館へと戻る。

 

 

 

 

 

ここでふと思い出したが、もう一つビルケナウという増築された場所がある。

 

先にそこ行けばいいじゃん!

と思い無料シャトルバスに乗り込む。

 

 

 

 

 

 

ここからビルケナウ、アウシュビッツと見学した。

 

 

 ビルケナウ正面

 

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アウシュビッツ正面

 

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この歴史を丁寧に紹介しているブログが沢山あったので省略します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が暮れてきた

 

 

 

バスでクラクフまで戻る。

 

 

 

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またバーガーキングで夜ご飯。

そこでポリスキバスのクラクフウクライナリヴィウを予約した。

 

 

そしてバスターミナルに行き高速バスを待った。

 

 

 

 

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いくら待ってもバスはやってこない。

 

 

 

 

 

バス停では、バスに乗る予定の人たちが話し合っていた。

このバス停であってますよね?的な。

 

 

僕は話さない。いや、人見知りで話せないだけ。

 

 

 

 

このバス停に決まってるじゃん、とすまし顔で待っているが内心ドキドキ。

くそっ、ここが英語圏だったら話しかけたのに(多分

 

 

 

 

 

隣で待っているカップルはイチャイチャしている。

僕は何もせずバスを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

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1時間以上経つと、隣にいたウクライナ人カップルが話しかけて来た。

 

「Hi、なんでウクライナに行くの?」

「Hi、物価が安いからかな」

 

アジア人がウクライナに行くことが珍しかったようだ。

 

そこからバスが来るまで旅人トーク

 

 

 

 

「もうさ、彼女がさ、~~~~だから~~~~なんだよ笑」

 

話している内に凄い距離が近くなっていた。

え、何?もう俺たち友達?凄いな、人見知りの概念ないのか。

 

 

 

 

とりあえず笑いながら話す。と言っても彼氏7割、彼女2,5割、僕0,5割の会話率。

 

 

いや、僕も話したかったんだよ。

でもさ、二人共同い年でさ、英語がペラペラなんだもん。

劣等感を感じて、いつもの適当英語が話せなくなってた。

 

日本人はなんでマスクをいつも付けてるの?

という質問にうまく返答できなかった所から心は折れていた。

 

 

 

でも俺ってリスニングはある程度できるんだな~とか思いながら、会話にリアクションをしていた。

 

 

 

 

 

 

バスは2時間遅れで到着。

 

 

 

降りる予定の駅は終点ではなかったので、ちゃんと降りられるか不安だった。

なので僕がカップルに

リヴィウで降りれるか心配なんだよね」と言うと、

「じゃあ後ろの席に座りなよ、着いたら教えてあげるよ」

 

おお、やさしいな、ありがとう。

 

 

バスに乗ると、カップルの後ろの席に荷物が置いてある。

彼らが僕のために席を取っておいてくれた。

 

本当ありがとう!

 

 

 

 

 

 

バスが発進して

 

 

車内が暗くなる。

 

 

 

 

 

 

スマホでダウンロードしていたガキの使いを見ていると、後ろの席のウクライナ人の女の子が話しかけてきた。

 

「わたしドイツからきてもう何十時間もバス乗ってるんだ」

「大変だね、俺もドイツ行ったよ」

 

そこから旅人トーク

 

 

 

10分位話すと女の子が小声でこう言った。

 

 

「Don’t you sit the seat next to me?」

 

 

 

 

 

え、私の隣の席に座らない?だと!

顔が小さくて可愛い女の子に言われたのだ。

なんだこのラブコメ展開は。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、すぐ行きます!」

 

 

と言うのは冗談で、行きたくなかった。

もう疲れていて寝たいし、もしかしたらこの子に荷物をスられる可能性もある。

 

 

 

 

 

ただNoが言えない日本人の僕は、バックに貴重品をすべて入れて隣に移動した。

 

 

そしたらなぜかカップルが僕達の前に座ってきた。

 

そしてその女の子とカップルのマシンガントークが始まる。

 

 

女の子はバスに乗り飽きて、話し相手がほしいだけだった。

 

 

 

 

 

 

ここで、盛り上がるウクライナ人3人と無言の日本人1人の2列シートを想像してほしい。

 

 

 

 

自分はこの状況が面白くてたまらなかった。

15分後には冷めて、こいつらうるせーな寝れないだろと思っていたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかウクライナが楽しみだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワクワクしながら眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アウシュビッツに行った感想を書き足すかも。

書き足さないかも。

 

 

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